ラストモーメント


始まりの場所8

「世界を愛してくれる誰かを探す」

彼女の願いはそれだけだった





パラケルスス・ロア

自分が消えてしまうと知りながら、理解しながら
「自分がこの世に生まれて愛されたか」を知りたがった

来訪者4

来訪者5

あの紙芝居屋が動揺している
彼女にとって「ロア」が物語を破る事は、よほどの想定外の事だったのか
それとも、もっと違う思いがあるからなのか




来訪者6

来訪者7

来訪者8

崩れ落ちるパラケルスス
彼女を構成している「物語で何を成したのか」と、現在の行動に矛盾が起き消滅しようとしている
けれど、それでも……


来訪者9


あぁ、何故
孤高で気高い魂の持ち主は、いつだってその決断が潔く尊い


けれど、それでも……


来訪者10


―――――私は知っている

その決断が尊いほど。その想いが強いほど。その決意が強固であるほど

残されたものの悲しみは、深いのだと


残されたものは、生きていかなければならない
大切な人の、大いなる決断に悲しみ、心が壊れそうになっても、生きていかなければならない













来訪者14


――――止められなかった事を悔やみながら














来訪者11

来訪者12


――――私には分からない

けれど「ロア」を生み出す事が目的だった紙芝居屋――アイリス――
貴女は、生み出されたものとたちと、直接向き合った事がなかったから


本当は人間が好きな義理がたい吸血鬼のことも

怨嗟を繰り返すくらいなら消えてもいいと言った蛇姫のことも

何よりも死ぬのを恐れている偉大な魔女のことも

愛する存在がどこにも居ない世界に生まれた、捨て猫のような神様のことも

自分の誇りを貫くために、たとえ夢でも見続けたいと願った海賊のことも

自分が悪者だと知っても、誰かの為に尽くしたいと思った寂しがりの狐のことも

生まれてすぐに母たる存在に去られた、無垢なる人魚のことも



パラケルススを目の前にした貴女は、今なら彼女達の事をどう思う?





来訪者1


魔術的な仕掛けをして、物語により容姿や性格が決まり生まれるロア

誰かの手記には、想いの力に魔術的な手段で方向性、形、目的を与え……
それは後に「守護魔」と呼ばれる存在になった


貴女は…………




















姫顔アイコンサツキ扇

姫:ただいま


エリ顔アイコン・たら普通

エリ:おかえりなさーいですぅー…


姫顔アイコンサツキ

姫:貴女達に紹介したい人物がいるのですけど……今、家に全員いるかしら?


幻月顔アイコン転生

幻月:全員いるけど、エルならさっき戻ってきて、そのまま部屋で考え事してるわ


エリ顔アイコン・たら怒

エリ:遊んでくれないのですぅー
   つまらんのですー。ぶー   


幻月顔アイコン転生
 
幻月:自分の命を掛け金にしてでも、何かを成し遂げようとした錬金術師のお話
   エルにはどうにも我慢がならない事だったようね

   あれのアレがあれだし


姫顔アイコンサツキ扇

姫:自分の命を掛ける事。それは何かを成すための大きな決意。大いなる勇気
  死に向かいながらも戦う事
  残されるものも然り
  生きながら戦っていかなければいけない

  壊れてもいい。強くなくてもいい
  立ち止まっても、いずれ歩き出すことができるまで、傍にいれば良いのです
  それが未来に生きるものの務めですわ





エリ顔アイコン・たら普通

エリ:エリ、遊んでもらう事ばっかり考えてたです……
   エリが傍にいたら、2人はちょっとは元気になるですか?
   へっぽこDEMのエリでも……


姫顔アイコンサツキ扇笑い

姫:いい事を教えてあげましょう
  人はね、誰かの為に尽くすときが1番強いのですよ


エリ顔アイコン・たら嬉

エリ:…はいなのです!
   エルと、ろーげちゅ呼んでくるから待っててほしいのですー!(ずどばびゅーん)



姫顔アイコンサツキ扇笑い

姫:ふふ。あの子に任せれば大丈夫のようですわね
  3年前から随分、成長しましたね……  
  

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